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ものを捨てられない人はどのくらいいるのか?フェルミ推定してみました

「物を捨てたいのに、なかなか捨てられない…」

このような悩みを持っている人は、いったいどのくらいいるのでしょうか。

「捨てられない人は多そう」という感覚はあっても、世の中にどれほどいるのかまでは、なかなか分かりませんよね。

そこで今回は、ものが捨てられない人は日本にどのくらいいるのか?をフェルミ推定してみました。

参考調査データ:クロスマーケティング「整理整頓に関する調査(2026年)」


「捨てられない人」は実際どのくらいいる?

今回、参考にしたのは、株式会社クロス・マーケティングが2026年4月に実施した「整理整頓に関する調査」です。

全国の20~69歳の男女1,100人を対象に、整理整頓に対する意識や、家の中で散らかりやすい場所、捨てづらいもの、片付けで困ることなどを調査しています。

この調査で特に気になるのが、整理整頓の際に困ることです。

その中で最も多かったのが、

「まだ使いそうで捨てられない」

という回答で、全体の35.7%を占めていました。

つまり、およそ3人に1人が「まだ使いそうだから捨てられない」と感じていることになります。

これだけでも、「捨てられない」という悩みを持つ人はかなり多そうだと分かります。

日本の20~69歳は、約7,500万人

では、この35.7%という数字を、日本全体の人口に当てはめてみましょう。

今回の調査対象は20~69歳なので、同じ年齢層の人口を使います。

総務省統計局の2026年6月1日現在の人口推計を見ると、

・20~24歳:約621万人
・25~29歳:約661万人
・30~34歳:約647万人
・35~39歳:約664万人
・40~44歳:約741万人
・45~49歳:約824万人
・50~54歳:約972万人
・55~59歳:約890万人
・60~64歳:約771万人
・65~69歳:約714万人

となっています。(総務省統計局:人口推計)

これを合計すると、20~69歳は約7,505万人いますので、今回のフェルミ推定では約7,500万人とします。

35.7%をかけると約2,700万人

ここまで分かれば、あとはシンプルです。

「まだ使いそうで捨てられない」と回答した35.7%を、20~69歳の人口約7,500万人にかけてみます。

7,500万人 × 35.7% = 約2,680万人

ざっくり丸めると、約2,700万人。

よって、今回の調査結果をそのまま人口に当てはめると、「まだ使いそうだから捨てられない」と感じる人が約2,700万人いるという計算になります。

「片付けられないのは自分だけ…」と悩んでいるかもしれませんが、実際には同じような悩みを抱えている人が非常に多いことが分かります。

ただし、約2,700万人全員が「捨てられない人」ではない

ですが、ひとつ注意が必要です。

今回の35.7%という数字は、あくまで「整理整頓の際に困ること」として「まだ使いそうで捨てられない」と回答した人の割合です。

そのため、

「35.7% = 何でも捨てられない人」

という意味には値しません。

例えば、普段は不要なものをきちんと処分していても、洋服だけは捨てられない人もいるでしょう。

反対に、「まだ使いそう」という理由以外にも、思い出やもったいなさ、売れるかもしれないという気持ちなどから、物を手放せない人もいるはずです。

今回の約2,700万人という数字は、「捨てられない人の正確な人数」ではなく、「捨てられないことに悩む人の規模を考えるための目安」として読み取ってください。

「整理整頓が苦手」という人は約6割

今回の調査では、別の興味深い数字も出ています。

整理整頓について「苦手」と回答した人は58.5%でした。そのうち、「とても苦手」と答えた人は20.9%です。

つまり、整理整頓そのものに苦手意識を持つ人は約6割にのぼります。

もちろん、

「整理整頓が苦手」

と

「物を捨てられない」

は同じ意味ではありません。

片付けは苦手でも、物を捨てることはできる人もいますし、部屋はきれいでも、思い出の品だけは捨てられない人もいます。

それでも、「物を整理したいのに、なかなかうまくできない」という悩み自体は、かなり身近なものだと考えられます。

捨てづらいものの1位は「洋服」

では、実際にどんなものが捨てづらいのでしょうか。

今回参考とした調査では、「捨てづらい、すぐたまってしまうと感じるもの」として、洋服、請求書や領収書などの書類、手紙・年賀状・メッセージカードが上位になっています。

特に洋服は、

「まだ着るかもしれない」
「高かったからもったいない」
「体重が戻ったら着られるかもしれない」
「思い出がある」

など、さまざまな理由が重なりやすいものです。

単純に「使う・使わない」だけでは判断しにくいため、捨てようと思っても手が止まってしまうのでしょう。

参考:なぜ服が捨てられないのか?実例から見る主な原因と後悔しない手放し方

結論:少なくとも捨てるのを「躊躇する人」は約2,700万人います

今回の推定では、20~69歳の人口約7,500万人に、クロス・マーケティングの調査で「まだ使いそうで捨てられない」と回答した35.7%を当てはめました。

その結果は、約2,700万人です。

ただし、この数字は「捨てられない人」を直接数えたものではありません。

あくまで、「まだ使いそうで捨てられない」と感じる人がどのくらいいるのかを、人口に置き換えて考えた数字です。

それでも、約2,700万人という規模になることを考えると、物を捨てられないことは、決して自分だけが抱えている悩みではないと言えそうです。

「捨てられない自分はダメなのかも」と考える前に、まずは同じように悩んでいる人がたくさんいることを知っておく。

それだけで、物が捨てられない自分を責めなくてもいいと感じられるはずです。

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