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なぜ人は衝動買いをしてしまうのか?衝動買いで後悔しない秘訣

セール、期間限定、ポイント5倍デー。

その場では「欲しい」と思っていたのに、数日たつとほとんど使わない。

「また買ってしまった…」と、なんども後悔…

こんな経験、ありますよね。

「意志が弱いから」と思うかもしれませんが、実は、それだけが原因とは言えません。

本記事では、なぜ衝動買いをしてしまうのか?その原因から、買って後悔しないようにする秘訣を解説します。


実は、多くの人が「目に入った情報」に影響されて買い物をしている

「衝動買い」と聞くと、欲しいものを深く考えずに買ってしまうイメージがありますよね。

ただ実際には、「つい買ってしまった」という人も少なくないのです。

たとえばこんなケースがあります。

「『期間限定』と書かれていると、後で買っておけばよかったと後悔しそうになり買ってしまう。」

「ネットで『あと〇〇円で送料無料』『今だけポイントアップ』という表示を見て、ついついカートに入れてしまう。」

「陳列されていた商品が目に留まり、つい欲しくなってしまった。」

このように、もともと買う予定になかったとしても、たまたま目に入ったからという人は多いのではないでしょうか。

実は、大半の人は買い物をする時に、値下げ・限定・口コミなど、目から入ってくる情報に、少なからず影響されているのです。

以下は、これを裏付ける調査のひとつです。

・大幅な値下げを見ると「お得」と感じる:53.9%
・「数量限定」「期間限定」だと欲しくなる:52.1%
・最初から選択肢を絞られると、そのまま選んでしまう:52.0%
・選択肢が多すぎると、判断できなくなる:51.7%
・多くの人が支持している商品を「良いもの」と感じる:51.6%


参考:消費者庁「消費者意識基本調査」(2025年度)
「商品・サービスを購入・申込みする際の考えや行動」(n=5,473)


「安くなっている」「今しか買えない」「みんなが選んでいる」

これは全て、商品そのものではなく、別のところから入ってくる情報です。

そして、こうした情報をきっかけに「ちょっと欲しい」と思えば、もともと買う予定になかった商品でも、買い物の候補に入るというわけです。


衝動買いをする人は2人に1人。買って後悔した人は7割以上

では、実際にどれくらいの人が衝動買いをしているのでしょうか。

mitorizu:「食品と日用品の買い物に関する調査」

こちらの調査では、普段の買い物で「衝動買いをする」と答えた人は、約56%います。

2人に1人は、普段から衝動買いをしているということです。

加えて「買った後に後悔する人」ですが、大多数の人が、セール品を買って後悔した経験があることも分かっています。(Sirabee買い物に関する調査では全体の7割以上)

つまり、安くなっているからといって衝動的に買い物をすると、満足できないということ。

そして、買う瞬間には魅力的に見えたものが、時間が経つと必要性の低いものに変わるということ。

衝動買いで後悔してしまう理由は、まさにここにあります。


衝動買いをする理由と、衝動買いをしない秘訣

では、衝動買いをしてしまう理由から、衝動買いをしない秘訣をお伝えします。

まず、衝動買いで後悔する人に見受けられる特徴には、以下の傾向が見受けられます。

・無駄遣い癖がある
・「別に安いから」で買う(100均など)
・後で冷静になって気付く
・買わなきゃ買わないで後悔する
・勧められると断れない
・一目惚れしやすい
・買った後を考えていない(使わない、似合わないなど)
・物欲が抑えられない
・買って満足感に浸りたい

この中で「あ、これあるかも…」と感じたら、きっとあなたは「衝動買いの素質」があるに違いないでしょう。

冗談はさておいて。これらを踏まえた上で、解説していきますね。


「安いから」で買ってしまう

「30%OFF」
「半額」
「今だけセール」

こうした表示を見ると、なんか得した気分で買いたくなりますよね。

さらに、

「通常価格 10,000円」が、なんと「セール価格 4,980円!!!」

こう書いてあると、ますます「お得だ」と錯覚しやすくなります。

ここで一旦考えて欲しいのが、「いくら得するか」ではなく「そもそも買う必要があるか」ということです。

1万円の商品が4,980円になっていても、必要のないものであれば、4,980円をドブに捨てるようなものです。

実際、衝動買いの金額の平均(中央値)は5,500円というデータもあります。

よって1万円の商品が半額になっていた場合、、衝動買いしやすい金額の目安と捉えていいでしょう。

参考:衝動買いをやめるとどれぐらい節約できる?出ていくお金は?

「今だけ」に弱い

「本日最終」とか「残りわずか」など、「今だけ」感を出されると、急いで決めなきゃといった感覚になります。

最近ではネットショップで商品を見ていると、タイムセールの残り時間や、在庫数などが表示されることも珍しくありません。

つまり、商品そのものだけでなく、「今決めなければ」という状況まで買わされているのです。

こういった時は、「なんか急かされてない?」と落ち着いて、商品をよく見ること。

焦るとサイズや規格、型番など見落として、そもそも要らないものを誤って買ってしまうことにもなりかねません。

「限定だから欲しい」になっている

・限定カラー
・数量限定
・期間限定

「限定」と書かれているだけで、なんか急に気になってしまいませんか?

昨日まで知らなかった商品なのに、「今しか買えない」と分かった途端に欲しくなる。

でも、少し考えてみてください。

もし「限定」という文字がなかったとしても、それは欲しいものでしょうか?

限定でなくなった瞬間に興味がなくなるなら、欲しかったのは商品そのものではなく、「今しか手に入らない」という状況だったのかもしれません。

「限定だから」だけで、手を伸ばしていないか…?

ここを考えるだけでも、買い物の見え方は変わります。

「みんなが買っている」で欲しくなる

ネットショップでは、他の人が選んでいることを示す情報がたくさん出てきます。

たとえば、口コミの数、購入者数、ランキングなど。

「こんなに人気なら、良い商品なんだろう」

と思うのは自然なことです。

でも、他人に必要なものと、自分に必要なものは同じではありません。

極論ですが、ランキング1位の商品でも、使わなければ家の中にものが一つ増えるだけです。

「人気かどうか」と「自分に必要かどうか」は分けて考えましょう。

引用:部屋を綺麗に保つコツ。物が増えない人がやっている15の習慣

「ポイント」が買わせている

「ポイントが失効しそう…」
「今ならポイント10倍かぁ」
「あと少し買えば送料無料だな…」

ネットで買い物をする時にポイントは付き物。

PayPayや楽天など、ポイントの付く買い方を優先するのは、よくある話です。

でもその商品、実は「ポイント」が買わせるように仕向けています。

よくよく考えてみてください。

買う理由が商品の必要性ではなく、ポイントのためになっていませんか?

ポイントが5倍だからって、「なにか買わなきゃ」と思っていませんか?

気づいたらとんでもない請求が来るので、ポイントに買わされないようにしましょう。

「自分へのご褒美」にしてしまう

仕事を頑張った。嫌なことがあった。疲れた。

こんな時、ご褒美として「これくらい買ってもいいか」と思うことがあります。

買い物自体は楽しいことです。だから一概に悪いとは言えません。

ただ、「頑張ったんだから、これくらい買ってもいい」にすると、買うハードルは一気に下がります。

その場では満足しても、翌日に商品を見て「これ、なんで買ったんだろう」と後悔することも。

つまり、「自分へのご褒美」は、衝動買いを正当化する理由にもなってしまうのです。

「買わなかったら後悔する」と思ってしまう

「今買わなかったら、きっと後悔する」

限定品やセール品を見ると、そんな気持ちになることがあります。

でも、その「後悔」は本当の『後悔』でしょうか?

だって、明日には忘れているかもしれませんよ?

売り切れたとしても、「まあ、いいか」で終わらないですかね?

それなのに買う瞬間は、まるで「今買わないと一生後悔する」ように感じてしまいます。

「買わなかったら後悔する」ではなく、「それほど欲しいものなの?」と聞いてみてください。

「後悔したくない」が買う理由になっているなら、少し時間を置いてみていいと思いますよ。


もう後悔しない!衝動買いしないコツ

「買ったときは欲しかった。でも、結局いらない気がする」

そんな買い物を減らすには、買った後に後悔するより、買う前に一度立ち止まること。

ここからは、衝動買いを防ぐために実践したいことを紹介します。


一度「買わない」を選んでみる

「欲しいものを見つけたら、すぐに買わない。」

それだけでも、衝動買いは変わります。

気になった商品をいったんお気に入りやカートに入れて、その日は閉じます。

そして、翌日になっても欲しければ買えばいいんです。

ただ、いっそのこと忘れてしまえば、「買わなくてよかった」になります。

「欲しいものを買う」のではなく、「欲しいと思っても買わない」を一度経験してみてください。

これを繰り返すと、買い物の仕方が少しずつ変わっていきます。

買える「状態」を作らない

「買わない」と決めても、目の前に商品があり、すぐ決済できる状態なら、簡単に気持ちが揺れます。

ならば、「買う」か「迷う」かをせず、はじめから「買えなく」しておきましょう。

たとえば、

買い物に行く日は必要な金額だけ持って出る。
ネット通販なら、クレジットカード情報を登録しない。

などなど。

少し面倒ですが、これくらいでちょうどいいのです。

「欲しい」けど、今買えないや。

この一瞬があるだけで、衝動の勢いは落ちていきます。

店に入る前に買うものを決めておく

スーパーに入ると、予定になかったものまで欲しくなります。

・レタスが安い。
・「本日限り」と書いてある。
・レジの横に気になる商品がある。

でも、これは偶然ではありません。

なぜならスーパーには、商品を手に取ってもらうための、さまざまな仕掛け(マジック)があるからです。

だから、買うものは店に入る前に決めておくこと。

「これも買おうかな」と思ったものは、その場では買わない。
必要なら、次に来たときに買えばいい。
まず、その場で決めない。

これだけでも、予定外の買い物はかなり減らせます。

セールを見つけても「得した」と考えない

「え、50%OFF?」

 「今日はポイント10倍か…」

このような告知を見つけると、つい「お得じゃん!」と思ってしまいます。

でもそれって、急な出費と同じなんです。

本来は使うはずのないお金が、出ていくってことなんです。

「安く買えたことより、買わずにお金を残したことのほうが、結果的に得だった。」

そんなこともあります。

欲しくなる情報を減らす

買うつもりがなくても、スマホを開けばセール情報が出てくる。

「残りわずか」 「新作入荷」

毎日こうした情報を見ていれば、欲しいものが増えるのは当然です。

そこで買わない努力ではなく、欲しくなる情報を減らしてみてください。

セール通知を切る。
買い物アプリを消す。
ショップのメルマガを解除する。

「欲しい」と思ってから我慢するより、欲しいと思う機会そのものを減らす。

これも、衝動買いを防ぐ方法のひとつです。

「欲しくなったときのルール」を決めておく

欲しいと思った瞬間に、その場で答えを出さないようにします。

「1万円を超えるものは翌日まで待つ」
「同じようなものは絶対買わない」
「そもそも支払い(決済)できない」

こうして、あらかじめ自分なりのルールを決めておきましょう。

「買うか、買わないか」をその場で考えないように。

欲しくなった時、決めておいたルールに従えば、その日の気分に判断を任せずに済みます。

買う前に「買った後」まで考える

さいごに、欲しいと思ったときは、その商品を買った後のことまで考えてみます。

・どこに置くのか。
・いつ使うのか。
・似たものを持っていないか。
・使わなくなったらどうするのか。

などなど。

買う瞬間は「欲しい」という気持ちに意識が向きます。

でも、買った後は、その商品を置く場所も必要になります。

「欲しい」で終わらせず、「買った後はどうなる?」まで考えてみてください。

これだけで、今の自分に本当に必要なのかが、きっと見えてくるでしょう。


迷ったら、買わないくらいでちょうどいい

極論になりますが、衝動買いはお金がなければ解決します。

もちろん、これは解決策とはいえませんが、

「今しか買えない」
「安くなっている」
「頑張った自分へのご褒美」

買う理由なんて、いくらでも見つかるということです。

ただ一方で、買わなかったからといって、実際には何も困らないことも多いのです。

衝動買いをなくすことより、「買わなくても大丈夫」と思えること。

ただ、この感覚に慣れると、「買い物自体をしなくなり、物欲も興味もなくなる」という別の問題に発展するのでご注意くださいね。

-捨てる前に知っておきたいこと