もう使っていないから捨てればいいと頭ではわかっていても、いざゴミ袋を前にすると、
「いつか必要になったら困るな…」
「思い出があるから捨てるのは忍びない…」
と、いろいろな理由が湧き出てきます。
実際、家が片付いていないという人に対してその理由を尋ねてみると、
という意見が多いです。(プラネット「家の片付けに関する意識調査」)
つまり、片付けが進まない原因は、そもそも「捨てる」という判断で止まってしまう人が多いということ。
そこでこの記事では、ものを捨てるコツとして、捨てる時に意識したい4つのことを解説します。
1.「いつか使うか」ではなく「今、使っているか」で考える
ものを捨てようとした時によくあるのが、「いつか使うかもしれない」という言葉です。
確かに、その可能性はあります。
まだ壊れたり破けていないなら、使おうと思えば使えるでしょう。
例えば、このようなケースです。
あなたはクローゼットを整理していて、3年前に買ったワンピースに手が止まります。
「痩せたら着よう」と思って買った一着です。
「まだ着られるし、もったいない」
そう思い直して、またハンガーに戻しました。
数ヶ月後、また同じ場所で、同じワンピースに手が止まります。
――たぶん、また着ないんだろうな。
そう分かっていながら、今日もまた戻してしまいました。
「いつか使うかもしれない」という理由だけで残していくと、家の中のものはどんどん増えていきます。
そこで、「いつか使う」という意識を、「今、使っているか」に置き換えてみましょう。
「3年間、一度も着ていない」という事実。
どちらを基準にするかで、判断は大きく変わってきます。
2.「もったいない」ではなく、「持ち続ける理由」を考える

次に、「もったいないから」という理由です。
・一度も使っていない食器
・もらったプレゼント
こうしたものは、単なる「物」ではありません。
お金や思い出、当時の自分の記憶などが結びついています。だから、抵抗があって当然です。
無理やり捨てようとする前に、一度手にとってこう考えてみてください。
あなたは棚の奥から、一度も使っていない食器を取り出します。
手に取った瞬間、当時の記憶がよみがえってきました。
―あのとき、少し無理して買ったよね。
―たしか、友人からもらったものだったなぁ。
―イタリア旅行で買ったなんちゃないものだけど、思い出深いなぁ。笑
「自分はなぜこれを持っていたいんだろう」と自分に問いただしてみると、理由がひとつずつ浮かんできます。
例えば、高かったを理由に捨てられないのは、「これからも着るから」なのか、それとも「お金がもったいないから」なのか。
似ているようで、まったく別の話です。
一方で、思い出の品を無理に手放す必要はありません。「思い出があるから残す」のは、悪いことではないからです。
こうして「なぜ残したいのか」を考えて、残すものと手放すものを分けていきましょう。
3.「たくさんある」ではなく、数字で見る
「本が山積み」
「なんか物が多すぎる」
片付けを始めると、こんな風に感じることがありますよね。
でも、この「多い」という表現は曖昧です。
5着なのか、10着なのか、100着なのか。数字にして、初めて実態が見えてきます。
たとえば、
ーだとしたら、「20枚も必要か?」
と考えるきっかけになります。
数字にする目的は、「何枚まで減らせば」というルールを作ることではなく、持ち物を「客観的」に見ることです。
・同じものが5個ある(把握していない)
・収納からあふれている(これ以上入らない)
このように客観的に見た上で、捨てる基準を作りましょう。
ただ、来客用の食器や季節家電のように、頻度は低くても必要なものはあります。
数字は、あくまで判断を助ける材料としてくださいね。
ものをどんどん捨てたい人は、数字で見ると「居る・要らない」の判断がしやすくなります。
引用:片付けは計画してから?それともどんどん捨てるべき?整理整頓のコツ
4.「減らす」だけでなく「増やさない」も意識する

ここまでは、今あるものをどう見直すかの話でした。
でも、せっかく片付けたのに振り出しに戻る理由の多くは、「減らした後」にあります。
減らすのと同じペースで物が増えれば、数ヶ月で元通りです。
だから買う前に、一瞬だけ立ち止まってみてください。
「これ、本当に必要?」と。
「セールだから」
「なんとなく気になったから」
こうして増えたものほど、後で「どうして買っちゃったんだろう」と後悔しやすいもの。
減らすことだけでなく、「モノの量を保つ」ところまでが片付けです。
ちなみに物が増えない人は、モノの量が増えないように、日頃から様々なことを意識しています。
ここに置いておくので、よかったら読んでみてくださいね。
参考:部屋を綺麗に保つコツ。物が増えない人がやっている15の習慣
ものを捨てるコツ、大事なのは「意識」
物を減らす作業は、結局のところ「今の自分に必要かどうか」を、ひとつずつ確かめていく作業です。
今回の4つの視点を並べると、こうなります。
・「もったいない」ではなく「持ち続ける理由」
・「たくさんある」ではなく「数字で見る」
・「減らす」だけでなく「増やさない」
まずは手に取って、見て考える。
それを繰り返すうちに、少しずつ自分なりの基準ができていくものです。
今日、ひとつでも「これはもう手放そう」と思えたなら、それで十分ですよ。
捨てる時は、「ありがとう」を忘れずに。